ヒマラヤ山脈の東の端にある仏教王国ブータンは、世界で一番幸せな国として有名です。中国とインドの2大国に挟まれていますが、インド文化の影響は少なく、チベット仏教を国教とし、人々の暮らしには、篤く尊い信仰が根づいています。訪れた旅人も幸せにしてくれるブータンの知られざる絶景を5つご紹介します。
タクツァン僧院
タクツァン僧院は標高約3000mの断崖絶壁に張り付くように建つ僧院で、世界中からたくさんの参拝客が訪れるチベット仏教の聖地です。山道を2時間ほど登った後、最後に急な階段を上り下りしてようやくたどり着く絶壁の上からは、パロ渓谷の壮大な景色が一望できます。毎年春と秋には、大規模なお祭りが開催されます。
タクツァン僧院へのアクセス:パロ市内中心から車で20分、トレッキングで2時間程度
ハ
パロから3時間弱、標高約3,800mのチェレ・ラ峠を越えた眼下にハの街はあります。ブータンの西部に位置するハは、チベットとインドのシッキム州とに国境を接しており、2001年まで外国人旅行者の入域が制限されていました。自由に訪問できるようになった今でも、観光客の数は少なく、国際化が進む前の素朴なブータンの雰囲気を味わう事が出来るところです。
ハへのアクセス:ティンプーからチョゾム経由で車で4時間。パロからはチェレ・ラ峠を越えて車で3時間弱。
ブムタン
近代化が進み、外国文化の流入が始まった西のパロやティンプーに比べ、ありのままのブータンの姿を見ることができるのが中央ブータンのブムタン地方になります。ブムタンは、ウラ、チュメイ、タング、ブムタンの4つの谷からなる地域の総称となります。
ブータンに最初に仏教が伝わったのはこのブムタン地方になります。多くの寺院があるブムタン地方はブータン人憧れの聖地です。狭い地域に、ブータンを代表する古刹・名刹寺院が集中しています。寺院の周囲を108の仏塔が囲んでいる クジェ・ラカンは必見です。
ジャカル・ゾンは、ブータンの中央部に位置する、歴史的で重要な要塞および寺院です。正式名称は「ジャカル・グイルン・パリンドラ・ラブドラ」と言い、ジャカルという町の中心にあります。チベット様式の美しい要塞建築が特徴的です。
ブムタン地方は王家の人々の出生地でもあります。そして美人が多いとも言われています。
標高2,000~3,000mほどの高地にあるので寒さ対策も忘れずしていきましょう!
ブムタン地方へのアクセス:首都ティンプーからブムタン県のゾンがあるジャッカルまで車で約9時間。途中のワンデュ・ポダンか、トンサで1泊が必要です。
プナカ
首都ティンプーから標高約3,150mのドチュ・ラ峠を越えるとそこはプナカ県になります。標高約1,350mのプナカは、バナナが生い茂る亜熱帯気候の土地で冬でも温暖なところです。
かつて冬の首都だった古都プナ・カゾンは、ブータンで2番目に古く1907年に初代国王の戴冠式が行われるなどブータンの王室ともゆかりの深いところです。「子宝の寺」として有名なチミ・ラカンでは、私が訪れた際はお坊さんが、将来授かる赤ちゃんの性別を占ってくれました。
プナカは、毎年春に開催されるお祭りプナカ・ツェチュが有名です。このお祭りは、ブータン仏教の重要な行事の一つであり、華やかな衣装や伝統的なダンスなどが行われます。
プナカへのアクセス:首都ティンプーからプナカまではドチュ・ラ峠を越えて車で約3時間
タクツァン僧院の山でトレッキング&キャンプ
山の中の断崖絶壁に建つタクツァン僧院ですが、その周りにもたくさんの寺院があります。頂上にあるブンデラ(Bundla)というお寺を目指すブンドラ・トレックは、初級者向けのショートコースです。標高3,800mのブンドラ・キャンプで1泊して、翌日は周辺の寺院を観光しながら山を下ります。途中タクツァン僧院を見下ろビューポイントがあります。
頂上にあるお寺ブンデラは女神のお寺と呼ばれ、女性が行くと幸せになれるといわれています。とても小さなお寺で、梯子を登って入る秘境の地にあるお寺です。
まとめ
ヒマラヤのシャングリラ(桃源郷)として知られるブータンはまさしく秘境の地。しかし、ブータンは近年インターネットの普及により近代化が進んできています。昔ながらのどこか私たち日本人には懐かしさを感じる、ありのままのブータンを味わいたい方は、早めに行かれるのをおすすめします。
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